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2月にリラ買いトレンドのアノマリー

2月にリラ買いトレンドのアノマリー

2月の始めから、謎のリラ買いトレンドが継続していますね。直前にトルコ国債の格下げがあっただけに、管理人には意味不明な値動きでした。ただ、例年2月の傾向を分析すると、買いの理由も見えてきた次第です。

正直、1年の中で2月は一番苦手な月です。ただ、いい加減に克服したいとも考えていて四苦八苦しています。そんな訳で、研究・検証の過程を少々語りたいと思います。

  1. 格下げでリラ買いの謎
  2. トルコリラの買いは調整局面
  3. 検証手段をまとめ中

格下げでリラ買いの謎

最初にチャートのおさらいから。トルコリラは1月30日の大幅リラ買いから、年末年始の下落トレンドを打ち消す動きを見せていますね。以下は、ドル対トルコリラの日足チャート。USD/TRY=4.0に届くかと思いきや、今日まで謎のリラ買いが続いています。

2月相場に謎のリラ買い
2月相場に謎のリラ買い

元々の出発点は1月30日に見せた1,000pipsのリラ買いですね。正直、こればかりは謎でした。というのも、直前にソブリン格付けの引き下げがあって、トルコという国は完全にジャンク入りしたからです。いい加減、いくらリラが安いからって、悪い材料で買いすぎでしょうと。

そんな訳で、別の要因を探ってみた訳ですよ。で、作成したのが以下の表。毎年、1月末日から2月3日に必ず妙な値動きがあることを突き止めました。どうやら上記の時期には、新興国ファンドに絡んだ機械的な買いが入るようですね。

2月初旬にあるトルコリラ買いの傾向

要は、初動のリラ買いはトレンドを無視した実需的な値動きとの判断です。これを知らないと事前予測は不可能ですね。そりゃ2月が苦手になる訳ですわ。興味のある方は、下記の記事で詳細をご覧あれ。

トルコリラの買いは調整局面

まあ、実需だろうが投機だろうが、年末年始に掛けて発生したリラ売りトレンドが一旦はストップしたことは事実ですね。ただ、週足チャートを見る限り、飽くまで調整の範囲内です。まだ、下落が底打ちしたとは言い切れないものがありますね。

チャートの一つの傾向として、大きな値動きがあった後には8週~程度のもみ合い相場が続くと言われています。この傾向を鑑みれば、直近一ヶ月のリラ買いはもみ合い調整の範囲内ではないかと。ただでさえ、2月はファンドの決算が絡んでトレンドが出にくい相場となっていますからね。

まあ、調整局面が8週~10週続くと考えると、次のトレンド発生は3月頃かなーと思います。過去の値動きを見ても、この頃が値動きの初動になっていることが多いですね。今年は4月に国民選挙があるので、これを燃料に動き出す気がしています。当面の材料として、トランプ大統領の減税期待&ドル高もありそうですしね。

トルコリラはもみ合いトレンド

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検証手段をまとめ中

最後に私事を少々。最近、他のトレーダーの方と話す機会がちょこちょこあってですね、少なからず彼らから影響を受けているのですよ。例えば、以下の企画なんかそうです。管理人も参加していて、拙い回答を述べました。もしかしたら、次回以降に載るかもしれません。

FX攻略.com公式サイト:FXブロガーアンケート

まあ、話していて思うことは、どのトレーダーの方も「手法」に重きを置いていることですね。管理人もヘタレなりに手法は研究しています。ただ、数は知っているけど深堀りが足りないなあと感じている今日この頃。もっと定量的に数字を取る作業をしなきゃいかんなあと。

そんな中で使っているのがForex Tester 3です。MetaTraderでもいいんですけど、折角プログラムでも手法はダメだったなんてザラにありますし、そもそも新しいプログラム言語を勉強している暇ありません。株式トレードだともっと簡単に検証ルールを作れるソフトもあるんですが、16万円もするのでなかなかお勧めできません。そもそも、FXだと検証=プログラミングというイメージがありますね。

そんな訳で、デモトレードさながらに裁量トレードの検証ができるFT3を重宝しています。最近、再び検証作業をするようになりました。そこで折角なので、使い方も記事にしてまとめていこうかと。

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