トルコリラdeぱらりら

秋深し隣はリラを買う人ぞ~10月のトレード

秋深し隣はリラを買う人ぞ~10月のトレード

10月に入りました。不透明感漂う暗黒の9月を抜けて相場は一転。米雇用統計を皮切りに、トルコリラチャートは煮詰まった形から一気にブレイクしましたね。この流れに着いていくや良し。トルコリラの方向性が見えてきました。

と言う訳で、トルコリラの値動きとトレード材料のおさらいです。

  1. 米利上げが織り込まれてきたよ
  2. 新興国懸念が追い風に
  3. リラ買い!リラ売り?
  4. 米利上げが織り込まれてきたよ

    本日は、米雇用統計が明けた10月4日。雇用統計をウォッチされていた方なら分かってもらえると思いますが、トルコリラは対ドルで一気に買われる形になりました。雇用統計に至るまで、チャートが相当煮詰まっていましたからね。一気にブレイクした形です。

    雇用統計でリラ買い

    雇用統計でリラ買い

    本家サイトのブログで語ったように、雇用統計の焦点となったのは利上げ観測。この一言に尽きますね。今回の雇用統計発表では雇用情勢悪化のため、FRBの利上げ観測が後退した形です。市場参加者は肩透かしを食った形で、米ドルが大きく売られる結果になりました。

    ところで、統計発表の後にリスク回避の姿勢から米国債が買われました。この米国債はトルコリラと対極にあって、リスク後退で買われるタイプの資産です。これまで、金融緩和の買い上げ資産であったので、それに乗じた投資家に買われ続けてきました。しかし、それ故に金融政策が正常化すれば売られるはずのシロモノです。ここから再び米国債売られる展開になれば、利上げに向けて、市場参加者が準備を始めたと見てよいでしょう。ここら辺の詳細なメカニズムは、本家サイトで語りましたよ。ご覧あれ。

    本家サイト:米利上げとトルコリラのトレード指針

    新興国懸念が追い風に

    今回、トルコリラが上がった直接の原因は雇用統計に伴うドル売りでした。これって、リラ買いのきっかけに過ぎないというのが管理人の意見です。実は、最近になって、新興国市場に再び目を向ける動きがちょくちょく出てきているんですよ。

    例えば、以下はロイターからの転載。新興国市場について懸念を示す人の意見が書いてあります。

    コラム:新興国発の世界景気後退に打つ手はあるか

    [11日 ロイター] – 向こう1、2年以内に世界的なリセッション(景気後退)に見舞われることはないかもしれないが、もしそうなった場合、1つ明らかなことがある。それは、政策対応は難しいということだ。

    (中略)世界的なリセッションはそれほど珍しいことではない。1970年代以降で4回発生しているが、これまでは先進国の景気鈍化が新興国市場に波及していく形だった。とりわけ、米国がその原動力になりがちだ。

    しかし近い将来に起きることは、これとは異なる。ブイター氏は逆に、新興国市場の景気鈍化が、貿易や商品価格、金融市場に与える影響などを通して先進国の市場活動に打撃を与えるとみている。

    (中略)結果として、世界的なリセッションはFRBだけでなく、日本や英国、そしてユーロ圏など主要な中央銀行がさらなる量的緩和に動く可能性を示唆している。

    要は、新興国市場を買い支えないと、アメリカや日本みたいな先進国も将来まずいぞという主張ですね。こういう意見って、管理人の中で「理不尽に売られすぎだ」って脳内変換されるんですよ。

    ECBは絶賛、金融緩和中。もしかしたら、新興国に救いの手が伸びるかもしれないと。こんな予想を昔、ちらっと話しましたがどうでしょう。あまりに楽観的過ぎますかね。興味のある方は、以下の記事をご参考に。

    参考:日米欧の金融緩和策とマイナー通貨の見通し

    リラ買い!リラ売り?

    個人的な買いの理由としては、市場に流れるニュースが悲観一色に染まっていることですね。新興国から株式・債権併せて何億円流出したとかいうニュースがちらほら流れてきています。

    単純に言って「もう売る奴いないだろ」というのが買いの理由。トレンドというのは、弱気が市場から淘汰されたところで転換する、みたいな。楽観的すぎますかな。

    まあ、こんなニュースも流れてきたり。クレディ・スイスは曲者ですね。

    クレディ・スイス、新興国経済の先行きを依然楽観=CEO

    [チューリヒ 18日 ロイター] – スイスの金融大手クレディ・スイス のティージャン・ティアム新最高経営責任者(CEO)は18日、CNBCに対して、新興市場の経済の先行きについて依然として楽観的に考えていると語った。

    CEOは「新興国経済の長期的な成長見通しは変わっていない」と主張。クレディ・スイスが特に中国に対して持っている確信は「極めてファンダメンタル的な経済要因」に基づいていると述べた。

    という訳で、悲観論・楽観論が入り混じる中での買いという選択。管理人は、長期スワップポジション仕込み済みですよ。まあ、長期と言っても1ヵ月くらいのホールドになるかも知れませんね。11月にトルコ再選挙が控えています。ここらでリスク回避のリラ売りが起きるかな。

    目先の難題として、利上げ後の株高局面&トルコ再選挙の局面を抜けないと、リラ買い一色の状況は厳しい所でしょうか。年末にかけてもう一波乱あると考えています。握力は弱いんで、虎の子の39円ポジションであっても、戻しちゃったら手放しますよ。

    参考:米利上げとトルコリラのトレード指針

URL :
TRACKBACK URL :

*
*
* (公開されません)

このブログは

トルコリラの為替投資戦略

管理人の相場日記です。

Return Top