今回は、季節要因による新興国通貨売りトレンドの転換を紐解くキーワード「ヘッジファンドの資産買い戻し」について語りたいと思います。
2015年6月の為替市場。皆さん、うまく波に乗れているでしょうか。現在、トルコリラは売りトレンドの真っ盛りです。管理人はtwitterで呟いていた通り、5月末のトレンド転換初期から対ドル、対ユーロでリラ売りポジションを立てました。
管理人はこのようなドテンポジションを取ったのでしょうか。5月中旬から6月にかけての機関投資家の動向を交えて語りたいと思います。
- 株式買い戻しでトレンド転換
- 雇用統計前に過熱感
- 管理人のわたくしごと
株式買い戻しでトレンド転換
つい1週間程まえのことです。トルコリラが急速にリラ売りトレンドに傾きました。5月中旬まではリラ買いトレンドが進んでいただけあって、買いポジションを持っていた方にとっては、さぞやがっくりくるトレンド転換であったことでしょう。
上記はトルコリラ対ドルの日足チャートです。ご覧の通り、5月の中旬からリラ買いが進んだものの、ピークを打った途端、一点してリラ売り。明らかにイッテコイの展開になりました。皆さんは、うまく売り抜け・新規建てのタイミングを掴むことができたでしょうか?
実は管理人、ピンポイントでチャート転換点の底を拾いました。対ドル、対ユーロともにです。以下の通り、twitterで呟いています。
なぜ、こんな大胆にトレンド転換を断言することができたのでしょう?
実は、明確な理由があります。5月がヘッジファンドの解約月であるからです。簡単に言って、リラ買いトレンドになったのは、米国株の現金化でドルが売られたから。そして、解約時期が去って米国株の買い戻しが進み、また資金がドルに戻っていったから。トレンドの転換は、このシナリオで説明することができます。
雇用統計前に過熱感
さて、現在でもリラ売りポジションをホールドしている管理人ですが、どうやらそれも今日明日で決済でしょうか。理由は、皆さんご存じの「米雇用統計」です。今年2015年6月の雇用統計が6/5(金)に予定されています。
もう一度、トルコリラ対ドルのチャートを見てみましょう。ご覧の通り、リラ売りトレンドはあまりにも急速に進んでしまいました。トレンド転換から数えて、実に8連騰を経てのドル買いリラ売りです。米雇用統計への期待があまりにも高いことを示しています。
為替というのは、期待で動き、事実で売られるモンです。指標の発表では、この過剰な期待を上回る結果が果たして出てくるのでしょうか。否。それは、あまりにも安易な期待だと管理人は感じます。と言うわけで、セオリー通り、指標前のポジション整理と洒落込みました。今日が利益確定のタイミングと読みました。
巷のニュースでは日経平均上昇やら円安124円なんて報道が流れていますね。いわゆる「海外勢の買い」が入っているのでしょう。日経平均先物主導で動いているように思います。ただ、株価指数は資金の逃避も早い性質の金融商品です。ここら辺で、一服というのが管理人の予想です。
管理人のわたくしごと
管理人、このところ時間があったので、普段より長い時間チャートとにらめっこすることができました。そのせいか、アンテナ感度がビンビンで、取引も絶好調です。twitterもいつもより少しだけ多く呟いています。
時間があるのは、嫁さんが入院しているからですね。家に帰っても一人の時間があるので、夕飯もそこそこにじっくり自分の時間を過ごすことができます。あ、別に夫婦仲が悪いわけではありませんよ。むしろ、いまだラブラブなので、普段は嫁さんと過ごす時間がすごい多いのです。
で、なんで嫁さんが入院しているかというと・・・。
なんと、子供が産まれるからです!管理人、35にして、とうとうパパになります。えへへ。
子供が産まれたら自分の時間が減るのは必至ですが、FXとブログ更新はキッチリやっていこうと思います。まあ、これまでも記事書きや取引は、会社帰りの喫茶店でやっていたりしますしね。今やFXもスマホでトレードできる時代です。
そんな訳で、サボりがちな当ブログですが、今後ともよろしくお願いします。