3月のFX相場も佳境に入り、そろそろトルコリラ相場も煮詰まってきた感が出てきました。個人的に考えているトレードはドルリラのロング。要はドル買い・リラ売りですね。
先日のブログでもお伝えした通り、ドルリラは年末年始の売り相場から調整機関に入っていました。トルコリラ円辺りは円高の影響で下落となっていますが、ドルリラにおいては保ちあい・揉み合いの中でふらふらと動いていましたね。
そんな訳で、ドルリラ相場・リラ円相場のチャート分析いってみましょう。
- ドルリラ相場のチャート分析
- トランプ政策は期待外れか
- レパトリ終焉~どうなるトルコリラ円
ドルリラ相場のチャート分析
最初にドル対トルコリラのチャート分析から。先日のブログでお伝えした通り、ドルリラのチャートは揉み合いの展開を続けていますね。チャートパターンはフラッグ=三角保ち合いの形です。予想通りの展開となりました。
フラッグのチャートパターンはブレイク後に大きく動く傾向にあります。まあ、ブレイクしてからも値幅は取れるのですけど、管理人の流儀は揉み合い途中の安値拾いです。あえてブレイクする前にポジションとりました。USD/TRY=3.61のロングポジションです。
要はドル買い・リラ売り方向のパターンを予想している訳ですね。ただ、これは飽くまで個人的な予想であって、方向性はまだ出ていません。もしリラ買いにブレークしたら損切ドテンを敢行します。そのための安値拾いですね。損切してからドテンしても値幅が狙えるところがポイントです。
うまくいったらワンクリックくださいな↓
トランプ政策は期待外れか
ドル買いポジションを持っていながら弱気の保険を掛けているのは訳があります。簡単な話、ファンダメンタルズの悪化ですね。どうにも期待のトランプさん、減税政策がなかなか打ち出されず、マーケットから発表を急かすようなドル売りトレンドを食らっていますね。
ドルインデックスの値を見てみると、なんとなくその傾向が見て取れます。
それでもドル買いに掛けているのは、トランポノミクスのパターン分析ですね。どうにもトランプ政権以来、マーケットの反応に一定のパターンが見て取れます。恐怖で売って事実で買い戻すパターンです。
トランプ政権の政策発表が近づく⇒市場はリスクオフでドル売り⇒発表と同時に安堵のドル買い
トランプさん、よっぽど嫌われているようで、遡ると大統領選からこのパターンを繰り返していますね。まあ、従来通りなら3月後半もこのパターンでしょうか。オバマケア廃案の議会承認が直近の材料ですけど、通っても通らなくてもドル買いが戻る気がしています。なかなかイケずなマーケットですね。
レパトリ終焉~どうなるトルコリラ円
ドル買いと書きましたが、トルコリラ対円の相場はどうでしょう。直近ではドル売りよりも円買いに引っ張られてリラ円は下落していますね。
円買いの理由は、リスク回避+レパトリエーションでしょう。リスク回避は日経平均の下落から判断できます。それに加えて、3月はレパトリエーションが有名ですね。要は本邦の輸出企業が海外市場の利益を円に戻す実需です。
ただ、3月も後半に入ってレパトリの値動きも一服するんじゃないでしょうか。そこで円売りが出ればリラ円もそこそこ回復するのかな?
トルコリラ円はリラ売り・円売りで打ち消し合う逆の動きになるので、あまり値幅は取れない相場かと思います。この点、管理人は飽くまで値幅を期待してのトレードですのでドルリラ相場に参戦という訳ですね。
が、スワップ派の方は揉み合いが続けば嬉しい相場になるのかも知れません。リラ円のレートが安定しているので最近はスワップポイントも回復してきました。スワップポイントの諸事情に興味のある方は、本家サイトもご覧あれ。