最近、日本の株式市場では日経平均株価の下落がニュースで取り沙汰されていますね。世界経済成長の鈍化とか、アメリカの経済停滞の不安とか、色々な理由が囁かれています。
でも、これって要は外資系ヘッジファンドの利益確定で話が付くんですよ。毎年、5月と10月は、外資の利益確定イベントが起きます。5月も株価下落のニュースが流れましたよね。
という訳で、ヘッジファンドの話を絡めながら、トルコリラ相場を見ていきたいと思います。
- ヘッジファンドの利益確定
- 再度のリラ安予想
ヘッジファンドの利益確定
冒頭に書いた通り、10月というのは相場が乱高下しやすい時期です。理由は、ヘッジファンドの利益確定売り(もしくは買い戻し)です。
11月になると外資系企業は決算に向けて慌ただしくなります。ヘッジファンドも客商売ですから、お客さんがいます。お客さんは決算が控えてますから、決算前に利益を計上したがります。結果、為替のポジションを解消します。当然、顧客の資金を預かるヘッジファンドのポジションも縮小する訳です。
トルコリラ対ドルのチャートです。トルコリラも同じくして、トレンドが一旦休止している状況です。やっぱり、利益確定でしょうね。下落トレンドの原因となったシリア問題はまだくすぶっています。トレンドが反転する材料はまだ出ていません。
トルコリラは、買いが熱い通貨ですから、下落トレンド(リラ売りトレンド)だと利益確定の反動はあまりでませんね。トレンド反転というより小休止という感じですね。まあ、チャートが逆に向く可能性もあったので、管理人はしばらく前に利益確定しました。いまは、ちょこちょこUSD/TRYを打診買いする程度です。
再度のリラ安予想
打診買いと言いましたが、よく見るとUSD/TRYは緩やかな下落トレンドです。
短期では、トレンドラインすら引ける位、はっきりした下落トレンドです。それでも、管理人がUSD/TRYを買うのには訳があります。トレンドの再燃です。
これまた、本家ブログに書いた通り、小休止が終われば、相場は再び動き出します。リラ売りです。いまだにシリア問題は解決していません。トルコは、めっちゃ地政学リスクにさらされたまんまです。
と言うわけで、外資系ヘッジファンドの利益確定が終わったら、再び、リラ売りトレンドが来ることでしょう。そんな訳で、逆張りになってはいますが、あえてリラ売りで臨んでいる次第です。デイトレやトラリピをする人は、素直にリラ買いでいいと思います。