8月の暑さも去り、日本にも秋の気配が漂ってきました。投資期間のバケーション機関も終わり、世界の経済も動き出しそうな様相を呈してきています。今回は、9月のトルコリラ相場についてあれこれ日記に書き留めたいと思います。
- 9月は新規のトレンドが出る予感
- とりあえず米雇用統計
- 異業者両建ても決済の時期かな
9月は新規のトレンドが出る予感
8月はウクライナ問題で荒れた外為相場でしたが、結局の所、トルコリラはレンジ相場で終えました。
それもそのはず。先月の日記でもかきましたが、8月は外資勢のバケーション機関です。個人の裁量が強い外資系トレーダーといえども、社内・業界内である程度のコンセンサスは必要でしょう。同じ方向に動くことなく、大きなトレンドは出ませんでした。
ただ、相場というのは、こういうレンジ相場のあとに大きな流れがやってきます。レンジ相場の価格帯に多くのポジションが溜まっているためです。一度、レンジをブレイクすれば、損切りが相次ぎ、それを巻き込んで大きなトレンドが形成されます。
FXトレーダーとしては、そんな大きな動きに乗り遅れることなく、トレンドの出だしをとらえたいものです。9月は新規トレンドの予感がします。
とりあえず米雇用統計
新規のトレンドを形成しうる最初の材料が9月5日の米雇用統計です。なんだかんだ言っても、経済指標の王様です。雇用統計を契機に、毎月の相場の方向性は決まります。
具体的なアクションとしては、指標を受けてのイェレン議長のコメントに注目が集まると考えます。前回の米雇用統計時に、彼女は「金融緩和の出口戦略に雇用水準をモノサシにするのはいかがなものか?」と疑義を呈しました。発言としてはタカ派よりで、雇用水準の推移に関係なく、金融緩和を終了する計画があることを伺わせます。
もしかしたら、指標の発表後に、サプライズがあるかもしれません。指標の結果が良くとも、イェレン発言が金融緩早期和終了を連想される内容であれば、方向がひっくり返る可能性があります。今回の指標発表には慎重さが必要という相場感を管理人は持っています。
今日時点では米株価は好調で、マーケットは強気なようです。それでも、蓋を開けてみないと分からないというのが、正直な感想です。
追記:先ほど、ECBのドラギ総裁が量的金融緩和の実施を明言しました(21:30頃)。量的金融緩和が始まると、EURは売り。トルコリラは対ユーロで上昇が予想されます。早速ですが、トルコリラ相場激動の予感がヒシヒシと伝わってきます。
異業者両建ても決済の時期かな
最後に、管理人の個人的なポジションのご紹介です。先月の記事から書いたように、7月から管理人は異業者両建てでコツコツ小銭を稼いでいました。
ちなみに、利益は1lot(1万通貨Bid&Ask)当たり、ざっと+2,750円。ごく短期間の両建ての割には、なかなかの利益が出ました。
ポジション | FX証券会社 | 約定レート | スワップポイント | 利益/損失 |
---|---|---|---|---|
TRYロング | アヴァトレード | 2.1198 | +12,075円 | -7,091円 |
TRYショート | FXトレードフィナンシャル | 2.1216 | -7,828円 | +9,840円 |
トータル | +2,749円 |
結果として、ロスカットに遭うこともなく、無事、9月を迎えることができました(パチパチパチ)。見事、レンジ相場になるとの予想を当てての大勝利です(大したことない!?)。
振り返ってみると、両建て開始の位置を見事、レンジ相場の中央値どまんなかに捉えた形で、のんびり日々を過ごすことができました。これが相場が荒れるようだと、両建ての口座間で資金を移す必要がある等、面倒が生じます(まあ、単なる手間で、面倒臭がらずにやればいいだけの話ですが・・・)。
ここら辺のノウハウは、本家サイトにまとめてしています。ご参考までに。