もう随分と前に感じられますが、先月はダウトオール首相の辞任でトルコリラが大暴落しましたね。これに巻き込まれた方も多いんじゃないでしょうか。管理人は前もって逃げられました。そうでなかった方は、リスク管理の能力が問われた局面でしたね。俗に言う「想定外のリスク」が顕在化した一例です。
そんな想定外の負けを喫した後に浮上するのが資金の問題。負けが込むと資金が目減りして、それまで通りの建て玉が張れなくなるんですね。そういう時のために、あらかじめ資金はプールしておきたいものです。
そんな訳で、今回は資金管理の重要性を説いてみようと思います。
- 1/3ルールという資金管理
- 直近のトルコリラ相場
- 個人的な出来事
1/3ルールという資金管理
資金管理について、本家サイトで語ったのが「資金管理における1/3ルール」というものです。何が3分の1かというと、建て玉を維持するために使う資金の額ですね。
単純に言って、FXに投じる資金を1/3ずつ分けて管理しようという話です。それぞれの資金は、以下の通りに割り振ります。
- ポジションを維持するための必要資金
- 次のポジションを張るための余裕資金
- 大負けしたときの緊急予算
まず、最初のポジションを張るための資金が1/3。実資金の1/3しか使わないので、必然的にレバレッジが3倍程度に抑えられますね。
次に、含み益が増えたときの買い増しや損切りが続いたときに使う余裕資金。ある程度、バッファーを持たせておくことでトレード計画に柔軟性を持たせることができます。もし、これがなくてガチガチのハイレバにしてしまうと、損切り1回で次のポジションを縮小するハメになりますね。
最後に緊急予算を残しておきます。通常は銀行口座にでも待機させておいて、先日のような大暴落で大負けしたときに補填するのですね。普段から勝ち分を貯金しておく癖をつけておきたいところです。
直近のトルコリラ相場
翻って、直近のトルコリラ相場。先日のダウトオールショックは収束し、リバウンドの局面を迎えましたね。トルコ政策金利発表後に大きく買われ、米雇用統計後にさらにドル売りとなりました。
トルコリラドル相場では、ボリンジャーバンドの中央線にレートが収束。これは、下落→リバウンドという一つのトレンドが収束したことを意味しますね。金利発表後に大きく戻しました。
管理人は、この収束を狙っていつも通りにリラ買い。対ドルで。思惑としては「6月の利上げ期待で買われすぎたドルが利上げ空振りで反落する」との予想を持っていました。仮に市場の期待通りに利上げが行われても、既にドル買いが織り込まれているので負けが小さく抑えられます。
Buy the rumor,sell the fact.
期待で買われて事実で売られる。この慣用句通りの逆張りトレードですね。管理人の書いたトルコリラレポートでは、期待過剰の買いトレンドで売った事例を紹介しています。
個人的な出来事
最近、すっかり更新が滞ってtwitterばかりやっていましたね。実は、引っ越しをしたんですよ。
部屋の中はごっちゃごちゃ。ネットはいまだ未接続。スマホとモバイルルータでなんとかやりくりしています。こうしてブログをアップできているのも、ひとえにモバイル環境が発達したおかげですね。
一昔前なら、ネットが繋がっていない時点でトレードできなくなったんでしょうけど、便利な時代になったものですね。モバイルルータにとりあえずシムさえ刺しておけば、PCからもワイヤレスで接続できます。まあ普段から、スマホトレードが基本ですけど。