先週のトルコリラは、非常にエキサイティングな展開となりました。好調な米雇用統計、トルコ中銀総裁の利下げ見通し、ロシア危機、それでも買ってくる外資ファンドなど、いくつかの材料が大きなボラティリティを実現しました。
トルコリラ相場はイッテコイの展開に。大幅なリラ売りから再び元の水準に戻しました。しかし、その差は実に2000pips(EUR/TRY)。売って、買ってで大儲けの展開でした。
今回は、ことの顛末を時系列で展開したいと思います。
- 米雇用統計好調でリラ安
- トルコ中銀総裁発言で暴落
- 対ドル安値更新でも買われたトルコリラ
- 往復2000pipsのイッテコイ
米雇用統計好調でリラ安
以前の記事に書いた通り、米雇用統計の前日。トルコリラは重要局面にありました。三角持ち合いのトレンドが煮詰まり、大相場が期待できる展開にあったのです。
結果として、トルコリラは売りでブレイク。米雇用統計の好調な結果を受けて、大幅なドル買いリラ売りとなりました。このトレンドブレイクが後の波乱相場の幕開けとなりました。
トルコ中銀総裁発言で暴落
トルコリラの下落は止まることなく、週明けへ。翌週12月10日。さらにトレンドを加速する出来事が発生します。トルコ中銀バシュチュ総裁による利下げ見通し発言です。
利下げ見通しを受けて、トルコリラは大幅下落。ロシア危機によるリスクオフ相場も相まって、一気にリラ売りトレンドが傾きました。後に、対ドルで最安値を更新する緊急事態の幕開けです。
行き過ぎた相場というのは、どこかで転換点を迎えるもの。さすがに1600pipsもの下落は、市場が許容しません。揺り戻しの反動がありますし、リラ買いファンドは絶好の買いのチャンスです。
管理人は、その瞬間を見逃しませんでした。Twitterで書いた通り、30分足で逆三尊のサインが出たのです。
ここが買いのチャンス。既に決済していたトルコリラですが、今度はリラ買いで戻り相場を狙います。
往復2000pipsのイッテコイ
最終的に、トルコリラ相場はクリスマス休暇を前に沈静化。蓋を開ければ、イッテコイの展開でした。もっとも、その落差は尋常ではない数字となりました。EUR/TRYで実に往復2000pipsの大相場です。
管理人が取ったのは、2000pipsの6割程度でした。ポジション量は、最大レバレッジによるリミットの半分いかない程度。それでも資金が3割増えるという大相場でした。これこそ、トルコリラ短期トレードの醍醐味という奴ですよ。振り返ると、ポジション取りで失敗はあったものの、有無を言わさない大成功のトレードでした。
ちなみに、リラ売りはFXトレードフィナンシャル。リラ買いは、OANDA Japanでの取引です。なぜ、わざわざ口座を分けているのかは、本家ブログを参考にしてください。