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夏枯れ相場にリラ買いのチャンス!?

夏枯れ相場にリラ買いのチャンス!?

夏枯れ相場が続く外為市場。トルコリラはトルコ大統領選が終わって、一旦、政治リスクも後退したようです。渦中の問題は、ウクライナ問題。世界的なリスク回避の姿勢が相場に如実に現れています。

そんなリスク回避相場の影響をモロに受けるのがトルコリラ。トルコリラのような新興国通貨はリスク資産です。戦争や災害などのネガティブイベントで、資金が引き上げられる傾向にあります。

地政学リスクでトルコリラ急落
地政学リスクでトルコリラ急落

しかし管理人。このリラ売りはチャンスと捉えます。だって、ウクライナとトルコって関係ないでしょう?という訳で、今回はリラ買いの逆張りを考えています。管理人の相場観を語ります。

  1. 材料出尽くしでリラ買いの予感
  2. 短期筋の資金量
  3. USD/TRYが狙い目かな

材料出尽くしでリラ買い

先週、トルコリラは以下3つの材料で急落しました。

  • ウクライナ問題による地政学リスク
  • トルコ大統領選に伴う政治リスク
  • アルゼンチンデフォルトで連想された新興国リスク
地政学リスクでトルコリラ急落
地政学リスクでトルコリラ急落

ただ、ここで短期の材料は出尽くした感がありますね。ウクライナもアルゼンチンも、トルコとは関係がありません。連想と恐怖感で売られただけです。トルコ固有のリスクではありません。

トルコの固有リスクは、大統領選でした。先日の記事でも書きましたが、万が一、エルドアン元首相が負けていれば、大きなリラ売り材料でした。

参考記事:異業者両建ての利益経過と今後の予想

そんな大統領選もエルドアン勝利で幕を閉じたので、材料としても消化されました。夏枯れ相場である上に、トルコリラのマーケットを動かす材料は、一旦、出尽くしたように思います。

短期筋の資金量

トルコリラのガンマチャートを読むと、長期筋の投資家は参加していないようです。これで一つおもしろいことが分かります。短期筋の資金量です。

トルコリラのレンジ相場チャート
トルコリラのレンジ相場チャート

レンジ相場の値幅は、USD/TRY=2.0700~2.1700の1,000pipsです。長期筋不在の状況なので、短期筋の資金により動いた金額と考えることができます。今回、夏枯れ相場の中で短期筋の動きだけが影響したため、短期筋の資金量が抽出されました。

この1,000pipsの値幅を覚えておくと、為替レートの予想をするのに、後々、役に立ってきそうです。

USD/TRYが狙い目かな

さて、余談が過ぎましたが、相場観を語ります。材料出尽くしとなったことで、とりあえずのリラ売り攻めはなくなったかなと思います。

すると、トルコリラのレンジチャートはリラ買いに傾いてもいいんじゃないかと思います。直近の流れを考えると、おもいっきり逆張りになりますが・・・。

トルコリラのレンジ相場de逆張り
トルコリラのレンジ相場de逆張り

狙い目としては、このところ買いが進んでいるドル売りのリラ買い(USD/TRYのショート)でしょうか。有事のドル買いということで、ドルが実体なく買われています。地政学リスクの後退を前提とするなら、この実体のないドル買いの解消が狙い目でしょう。ユーロ対トルコリラ(EUR/TRY)よりも値幅が大きくなるように思います。

夏枯れ相場なのであまり大きなトレンドは見込めません。かなりシビアな値動きになるかと思います。ただ、週末を抜けて、新たな材料が出ないようならリラ買いをしてもいいんじゃないかと考えます。

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トルコリラの為替投資戦略

管理人の相場日記です。

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